女性自認の身体男性(=トランス女性)の女子トイレ利用は「女性の恐怖を軽視している」
加賀ななえ氏(埼玉県富士見市議会議員)がツイッターに投稿した19:58 · 2023年2月26日
https://twitter.com/Nanaekaga/status/1629798035726409734
「 私は今まで性の多様性の尊重はあらゆる人の人権を尊重することにもつながる、誰の人権も侵害しない、 あらゆる命が尊重されることだと思って政策として取り組んで参りました。おかしい、そうではない、と思ったきっかけは昨年埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例において自民党県議団がパブコメを募集していた際に、安全を求める女性の声が差別として扱われていたのを目の当たりにした時です。
そこで、支援に関わる方に『心は女性・体は男性』 が同じトイレに入ってくることは私も怖いと感じるとお伝えしたところ、それはあなたの男性恐怖でカウンセリングが必要だ、と言われました。また他の方にも、あなたはトランスの苦しみを知らないだけだ、と言われ、私は理解や一緒に立つことに努めようとしてきました。
しかし、どれだけ当事者の苦しみを知ったとしても、だからといって女性の恐怖を軽視して良いわけではないとそう思いました。
『トランスジェンダー』の人権を軽視しているわけではありません。内心の自由は、内面において絶対的に自由であり、いついかなる時も保障されるべきです。しかしトランスジェンダーの方がご主張される人権が、 外部的行為となって現れた時、そこで、女性の人権との間に衝突が起きうると考えます。
特に男性身体を持つ方の女性の性自認に関する要求については明確に女性の生存権との衝突が起きうると考えます。
人権と人権が衝突する場合は、公共の福祉による制約が働くとされていますが、制約を働かせることが行政の役割にも関わらず、現状、LGBT条例制定後の埼玉県の審議会においては、『性自認ベースのトイレ利用』や災害時、避難所運営のあり方、差別の通報窓口 (苦情処理窓口など) 女性の生存権や恐怖を軽視した形で議論が進められています。埼玉県LGBT条例基本計画パブコメは2月28日まで募集しています。埼玉県行政については一方の人権のみを尊重するのではなく、女性・子どもの人権も考えた施策を望みます。
また、今後、富士見市においても性教育のあり方や特に女性の生存権といった事柄に目を向けて、政策を提案をしていきたいと考えています。」
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以下は、総合ニュースサイトの ”ENCOUNT” の意見 • 昨日 17:13 より抜粋
LGBT(性的マイノリティー)の権利をめぐり、さまざまな議論がある。
とりわけ、議論を呼んでいるのが、トランスジェンダーにおける、トイレや入浴施設などで女性スペースの利用を望む女性自認の身体男性(=トランス女性)に関する問題だ。
ツイッターへの投稿の意図を聞かれて、加賀市議は
「安全を求める女性の声が差別として扱われていた」「『心は女性・体は男性』の方が同じトイレに入ってくることは私も怖いと感じる、と伝えたらカウンセリングを勧められた」「どれだけ当事者の苦しみを知ったとしても、だからといって女性の恐怖を軽視して良いわけではない」「男性身体を持つ方の女性の性自認に関する要求については、明確に女性の生存権との衝突が起きうる」とやや緊張しながらも意を決した表情で主張。
「人権と人権が衝突する場合は、公共の福祉による制約が働くとされていますが、制約を働かせることが行政の役割にも関わらず、現状、LGBT条例制定後の埼玉県の審議会においては、性自認ベースのトイレ利用や災害時における避難所運営のあり方、苦情処理制度など、女性の生存権や恐怖を軽視した、形で議論が進められています」として、女性の生存権を考慮した施策を求めた。
「特にトランスジェンダー問題をめぐっては、これまでに海外で懸念を表明した人に対して、トランスヘイトであるとして殺害予告を含む脅迫行為が行われたり、日本でも同様の発言に対し、謝罪に追い込まれるといった事例が起きてきました。こうした背景から、行政のパブリックコメントであっても、提出に際して不安をお感じになられるというのは、当然その心情をお察しするところでした」と加賀市議。
「私自身もこれまで、この問題について顔や名前、事務所の住所などの個人情報が公開されている状態で意見表明することは怖いと思っていましたが、ここで女性の声を届け、抵抗しないと、性的同意の事柄と同じで同意したものと見なされ、なかったことにされる。計画ができてからではいよいよ手遅れになると思い、今回SNSでの呼びかけをするに至りました。埼玉県行政においては、パブリックコメントの意見を重んじていただき、一方の人権だけではなく、女性・子どもの人権も考慮した形で施策を進めていただくことを望んでいます」と女性の声を政治に届けるためにSNSでの動画公開に踏み切ったという。
「みんなが言いづらかったことを、よくぞ言ってくれた。勇気ある発言」「女性の安全、女性用スペースを守ることはトランス差別じゃない」「女性への人権侵害に声をあげただけで差別扱いされるのはおかしい」と賛同の声が多く上がっている。
以上
後書き:
加賀ななえ氏 (埼玉県富士見市議会議員) の勇気と行動に対し、大いにエールを送ります。
一方、声高らかに、喚き散らし、さも正義と言わんばかりに強要し、意見が違うと、差別だと罵倒する。少数の発言力がある輩の、意見がまかり通って、大多数の大人しく意見を言わぬ者達をいいことに、真っ当な反対の考えが黙殺される。おかしい…Not make any sense… おかしい…Not make any sense…
2023.3.2記