ソメイヨシノよりも一足先に咲く陽光桜(ヨウコウザクラ)
まだ蕾状態のソメイヨシノよりも、やはり一足先に咲いていた。陽光桜は満開をまえに、既に準備完了か。去年は満開時にたまたま通りかかり、幸運だった。今年は何度か足を運び、頃合いを観察していた。ソメイヨシノよりも鮮やかな濃い紅紫色でひときわ目立つ。しばらく、強風が来ないように願うのみ。
陽光桜(ヨウコウザクラ)の歴史は浅く、作出された園芸品種であり、品種登録は1981年。陽光桜は高岡正明氏(*)によって作出された。世に広めた苦労話や経緯が、映画化や歌曲化されたりしている。
(*)愛媛県で教員を務めていた高岡正明氏が、戦争で命を散らした教え子たちの慰霊のために、どんな気候の地でも花を咲かせることができる、新種の桜「陽光」を、長年の苦労の末に誕生させ、愛媛から世界に広めました。南北に眠る教え子の鎮魂をテーマに作られただけあって、他のサクラよりも耐寒性や耐暑性があり、環境適応力が高い樹勢だそうです。
2023.3.16記
追記:陽光桜・満開 2023.3.18