ソラマメを畑で栽培してました
ソラマメは借地畑の土に合うのか、素人の私が育てても、十分な結果を残してくれた。品種は「一寸ソラマメ」です。鹿の食害も無く、虫食いの心配もなく、収穫を約束してくれる。栽培は容易だった。種は前年育てたものをカビさせることなく、越年させたもの。秋分の日を境に、種のおはぐろを下に向けて、土に押し込む。土に隠れるくらいの浅さで埋める。たまに、カラスが悪さして、種をほじくるので、雨が降った後でも種の頭が見えないように、ぎりに埋める。
最初は畝は必要なく、平床で種は50cm間隔にする。芽が出て、茎が成長するにつけ、風による倒れに注意が必要で、根本にしっかり、株本が隠れるくらいに土を被せることを、繰り返す。私は倒れ防止の添え木はしなかった代わりに、株本には十二分に土寄せをしていた。刈草や残渣を畑の一角に積み上げていたので、腐葉土化したそれを、スコップでたっぷりと土寄せの時に、茎の根元に混ぜていた。
肥料は鶏糞、牛糞と石灰、それと時々自家製の薄めたヨーグルト発酵の液体肥料を与えた。あとは、散水は十分に与え、雑草対策は雑草もろとも、土と混ぜ、茎の倒伏防止に一役買ってもらった。
無農薬で、病気も虫も鹿の害も、心配は皆無だった。茎の高さは1m程で倒伏防止のため上部を刈り取る。大きな粒の3個から5個のソラマメが毎年豊作だった。畑の中で、刈り取ったさやから実を取り出し、収穫した。
配るのに困るくらいの知り合いの少なさだったので、分けるのに十分すぎるほどだった。冷凍庫に生豆のままで保存して、1年もっていた。その当時、買い物時にただで貰っていた、大きめのレジ袋に詰め込み、配っていた。ソラマメはおしなべて喜ばれた。
さて、前置きが長くなってしまったが、本題はここから。
テレビ番組の青春ラブストーリーのヒロインの名が空豆だと。なぜに、そのような名を付けたのか。作家の意図は何だったのか。
考えるに、前置きで述べたように、ソラマメは手間が掛からず、病気知らず。成長し成果を出す。期待を裏切らない。その成果で周りの皆が幸せになる。つまり、空豆は幸福を呼ぶ女神なのか?
加えて、豆の入ったさやの成長期は天を向く姿であり、前向きな性格を持って、困難にも下向くことなく、明るく顔を上げて歩んで行くぞ。と、名付けた。これが作家の意図したメッセージなのでしょうか? 余談ですが 、脚本家・北川悦吏子の娘さんのペンネーム名が空豆だそうです。いいんじゃ、ないのぉー!
追伸 :『夕暮れに、手をつなぐ』 脚本・北川悦吏子
広瀬すず 永瀬廉(King&Prince) 共演の青春ラブストーリー
TBS系で放送中 毎週火曜よる10時
2023.3.3記