サツマイモ讃歌
今シーズンもサツマイモは何度も焼き芋にして食べた。
焼き芋二大品種は"紅はるか"と"シルクスイート"だ。
私は柔らか過ぎることなく、型崩れせず、繊維がより滑らかな食感の"シルクスイート"を一押しする。
焼き方は従来通り、電子レンジのオーブン機能を使って、鉄板皿にキッチンシートを敷いて、洗った芋を並べて、上段の棚へ据える。
一回目は210度45分。芋を裏返して、190度25分でもう一度。時間は芋の大小で増減する。
オーブンからのあまーい匂いが二階への階段を駆け上ってくる。焼き上がりの期待を抱かせるには十分だ。
時間が来ても、そのまま冷えるのを待つ。食するのは翌日以降がより良い選択だ。
芋の大きさは拳大より小さめが、焼き易くて時短にもなる。芋が大きいとオーブンの上段の棚に入らない。
今の時期は芋の熟成が進んで、より甘くよりねっとり感が増している。しかし、サツマイモはじゃがいもと違って、8度以下の低温では凍傷し、腐敗の元になるそうだ。寒い時期こそ温度管理の行き届いた店を選びたい。
私は自分が焼いた芋はショートケーキ並みの扱いなので、芋一個を小皿に乗せ、うやうやしく小フォークでいただく。
先程、三日前に作って冷凍していた"シルクスイート"を解凍して食したが、正にスウィーツ。甘味じゃ。甘味じゃ。「いやはや、美味じゃのぉー!余は満足じゃ」
2022.4.1