♫ 晴れたらいいね 晴れたらいいね…
洗濯ものを丁寧にたたんでいると(いつの間にやら私の仕事になっている)、閉められた襖で隔てた隣の居間から、テレビを見ている妻の声が聞こえきた。「♫ 晴れたらいいね 晴れたらいいね…」。30年前の再放送の朝ドラの、冒頭のドリカムの主題歌に合わせて、機嫌よく歌っていた。時は夕方の4時30分、桃の節句の前日。
相撲が大好きなヒロイン・ひらりの青春物語が、ドリカムの歌声から始まります。
=この歌詞は、父に向けて娘が情感を語っています。娘は、幼い頃に父と一緒に山へ行った思い出を振り返ります。成長した娘は、父との絆を大切にし、一緒に過ごす時間を楽しみにしていて、父に自分の話を聞いてもらい、時には彼の話も聞いてほしいと思っています。今は自分が運転したりすることで、親子の役割が変わっても、仲良くなれると信じています。娘は、晴れた日曜日にまた山へ一緒に行こうよ、と話しかけます。これは憧憬を覚えるほどの、父と娘の愛情が沁みる讃歌です=
残念ながら、ドリームズ・カム・トゥルーの吉田美和さんの歌唱じゃないですね。YouTubeで「 Haretara Iine (Version'18) 」https://www.youtube.com/watch?v=oLI6371xevg」を検索して、本物の 「晴れたらいいね」 を視聴してください。これより、格段に上手ですよ。ええ、もちろん、格段に沁みてきますよ。
作詞・作曲者は吉田美和さんですね。
♫ 山へ行こう 次の日曜 昔みたいに
雨が降れば川底に沈む橋越えて
胸まである草分けてぐんぐん進む背中を
追いかけていた 見失わないように
抱えられて渡った小川 今はひらり飛び越えられる
一緒に行こうよこくわの実 また採ってね
かなりたよれるナビゲーターになるよ
幼稚園最後の日は爪に赤いインクを
こっそり塗った私 叱って泣かせたあなたにも
肩がならんで人並みには恋だってしたよ
一緒にいようよ 彼の話しも聞いてね
お茶も上手にいれるからね
一緒に行こうよ いつも眠った帰り道
今度は私が運転するから
一緒にねいろんな話ししよう
晴れたらいいね 晴れたらいいね 晴れたらいいね ♫
2023.3.2記